事業内容

歩行速度算出エンジンや健康延伸の歩行介入プログラム等を医療分野でも適用できるサービス展開とデジタル治療薬の開発

フレイル(加齢による心身の衰え)の疑いのある人に対し、運動ソリューションや介入プログラムの提供。
フィットネス事業者等との提携。

歩行速度算出エンジンについて

歩行速度は「GPSで移動距離を算出してその距離を時間で割る」だけでは十分ではありません。
それを自動で行うには様々なセンサー情報を駆使してそこから得られる情報を集約する必要があります。

1.移動速度では無く、歩行速度を求めなければなりません

日常の移動には、徒歩だけでなく、バス、電車、自転車、車など様々な手段があります。徒歩以外の移動を除外しなくては、正確な歩行速度を導く事は出来ません。
歩行速度エンジンでは、各種センサー情報から、歩行での移動のみを抽出します。

2.歩行だけを抽出してもGPS座標の二地点間の距離を正確に求めることは出来ません

私たちの歩く地球は丸く、自転による遠心力で完全な球ではありません。このため、2点座標を取得しても、平面上の単純計算にて正確な距離を算出することは出来ないのです。なぜなら、進行する方角により、同じ座標差でも距離が異なってしまうからです。

地球を図のように表したとします。地球は遠心力の関係で、図のような楕円となります。 中心地点Oと円周上の地点A・B・CのGPS座標差(角度差)は何れも同じとなります。 しかし、図のように赤い点線の実際で表された距離は方角により異なるのです。

この為、GPS座標から二地点間の正確な距離を求めるには、正確な方角が必要となります。
歩行速度エンジンでは、スマートフォンの加速度センサーなどの各種センサー情報から、自動的に正確な進行方向の方角を割り出し、二地点間の距離を算出します。

3.二つのGPS座標と方角が分かっても正確な距離は導けません。

二地点GPS座標から距離を求める事を考えてみましょう。

A地点からB地点まで直線であれば、二地点GPS座標から距離を求める事が出来ます。

しかし、A地点からB地点までが直線移動で無い場合、AB二地点のGPS座標のみでは、正確な距離を求める事が出来ません。 A⇒①、①⇒②、②⇒③、③⇒④、④⇒Bと分けて距離を求める事で、正確な移動距離を求める事が可能となります。

歩行速度エンジンでは、この①~④のタイミングをスマートフォンの各種センサー情報から自動的に取得します。こうして、直進区間を割り出す事で正確な歩行距離データを導き出しています。

4.直線距離が求められても正確な速度は導けません。

A地点からB地点までの移動速度を考えてみましょう。

A地点からB地点まで止まらず移動しつづけている場合、A地点出発時刻とB地点到着時刻の差からAB間の移動時間が求められます。この時間と距離から歩行速度を求める事が可能です。

しかし、それだけでは正確ではありません。①で立ち話をしたり、②で信号待ちをしたりして立ち止まる可能性があるからです。

この為、A地点からB地点までの時間では無く、止まっている時間を除いたA⇒①、①⇒②、②⇒Bのそれぞれの区間でかかった時間が必要になります。
歩行速度エンジンでは、この①②のタイミングをスマートフォンの各種センサー情報から自動的に取得し、移動中のみの正確な歩行時間を導き出しています。

しかし、短い距離の移動を沢山集計してしまうと、本来の歩行速度と誤差が大きくなってしまいます。(歩き出し・歩き終わりと巡行歩行の速度は異なる為)このため歩行速度エンジンでは、約30m以上の直線移動のみを歩行速度算出用に採用しています。

5.一瞬一瞬の歩行速度を蓄積し統計処理しています。

二地点間の正しい歩行速度が求められても、それだけでは意味がありません。
一日の間で、人間の歩行速度は変化します。急いでいる時、人としゃべりながら歩くとき、人混みを歩く時、早い時刻、遅い時刻、空腹時、満腹時など、いろいろな事が原因で歩行速度は変化します。このため、最新の歩行速度だけを算出しても、それがその人の歩行速度とは言い切れないのです。

歩行速度エンジンでは、歩行時間や歩行距離などのデータを細かくクラウド上のデータベースに保存しています。これらのデータを活用して、単なる平均では無く一日に一度独自の統計処理を行い歩行速度を算出しています。

歩行速度エンジンが、一日の歩行量で正確なデータが算出できないと判断した場合、数日分を合わせて統計処理を行い歩行速度を算出します。この処理により算出された歩行速度を毎日アプリにフィードバックしています。

厚生労働省の支援事業受託

認知機能や身体機能の健康度が分かる一つの指標(デジタルバイオマーカー)である歩行速度を提唱し、AMEDの医療機器・ヘルスケアプロジェクト等の受託。

開発成果の各種保険会社などへの応用

生保会社に対し、本格的なリスク細分型の保険料設計が可能となるようなデータ(歩行速度+α)の提供。

健康延伸のデジタル治療薬の販売

弊社の経験やノウハウを活かし、健康延伸医療効果のエビデンスを実証してデジタル薬を開発・販売。